3年目の看護師が転職を成功させたいなら自分に合った転職先を選ぶことが大切ですよ。ケース別におすすめの転職先を紹介しますので参考にしてくださいね。
「残業が少ないところが良いけど、給料はなるべく減らしたくない」という場合は、重症度の低い急性期病院がおすすめです。急性期=忙しい、というイメージもありますが、看護体制によって忙しさに差があります。急性期でも、「10:1」と「7:1」では、「10:1」の方が患者が多いんですが、その分1人ひとりの重症度は軽くなります。また、同じ「7:1」でも、教育体制がしっかりしている病院ならそこまで負担も大きくありません。このように急性期病院と言っても、職場によって仕事内容や忙しさは異なります。いろんな病院を調べて比較すると良いですよ。
また、療養型病院や精神科病院など「急性期ではない病院」や「老人保健施設(老健)」も残業が少ない職場です。症状が安定している患者が多く、容態が急変することはほとんどないので医療行為が少なくルーチンワークが中心です。夜勤はありますが、比較的ゆったりとしています。
少子高齢化が進む今、看取り看護にも大きな注目が集まっています。介護や看取り看護に興味があるなら、介護施設や訪問介護事業所はいかがでしょうか?医療施設と言うよりも生活の場に近いのが特徴で、看護業務よりも介護業務がメインです。長期間入居している人も多く、患者1人ひとりに寄り添った看護を実践できますよ。
幅広い知識やスキルを身につけたい人や専門性を高めたい人など、キャリアアップを目指す場合は、特定の診療科目に特化した単科病院、珍しい病気や最先端の医療技術が学べる大学病院、より多くの症例に携われる大規模な総合病院や2.5次救急病院が良いでしょう。これらの病院は手術件数が多く、病床稼働率も高い傾向にあるので高給収入も期待できますよ。
夜勤がなく日勤が中心の職場で働きたい場合は、クリニックや外来、内視鏡室や手術室、健診センター、保育園がおすすめ。基本的に夜勤がなく勤務時間も決まっているので、生活リズムも安定します。休日も曜日によって決まっているので予定も立てやすく、プライベートとの両立も可能ですよ。
効率良くテキパキと働きたいなら健診センターが良いでしょう。身体測定や採血などのルーチンワークが中心で、1日の検査人数も決まっているので残業もほとんどなく、定時で帰れます。
転職活動中は孤独を感じやすいので、気軽に相談できる人が側にいれば安心できますよね。キャリアアドバイザーは看護業界の事情に熟知しているので、どんな相談にも丁寧に応えてくれます。1度相談してみてください。
転職を成功させたいなら時期を見極めることも大切ですよ。転職するからと言って突然退職するのはNG!絶対にしてはいけません。3月や10月辺りは求人の数も多く人員補充もしやすいので、周囲に迷惑をかけずに済みます。
転職によって今後のキャリアが大きく変わる可能性もあります。ライフプランやキャリアプランに照らし合わせて転職先を探しましょう。看護師としてより多くの経験が積めるように、なるべく長く働ける職場がおすすめですよ。