転職の判断は状況を鑑みて行うべき

問題がある職場はすぐに転職した方が良い

何とか2年乗り切ったものの、人間関係や職場環境など問題があり、「このまま働き続けるのは難しい」という人は、丸3年経つのを待たずに、すぐに転職することを考えましょう。退職金のことを考えて我慢していても、その間に大きなダメージを被ってしまいますよ。身体的にも精神的にも追い込まれてしまうだけです。健康を害し、回復に時間が必要になってしまうかもしれません。
そうなる前に転職して環境を変え、自分に合ったペースで働ける職場を探しましょう。看護師を求めている医療機関はたくさんあるので、何も心配することはありませんよ。

専門性を高めたい人は前向きに検討してみて

看護師3年目になると興味のある分野が明確になってくる時期なので、「専門性を高めたい」と考える人もいることでしょう。専門的な資格を取得するために、資格取得の条件を満たす医療機関や診療科へ転職しなければならない場合もあります。やりたいことが明確な人はいつでも転職できるように準備しておきましょう。

向上心のある人はより高いレベルの職場に行くべき

学生時代の同級生が活躍しているのを見ると、今のままでは看護師として十分なスキルが身につかないと感じたり、若いうちにもっと経験を積める環境で働きたいと焦ったりするかもしれません。30代以降でも転職は可能ですが、経験が豊富だと見なされてより高いレベルを求められるので、かえって難しくなってしまう場合もあります。現在の職場よりも規模の大きい職場や医療レベルの高い職場への転職は知識やスキル面で不安があるかもしれませんが、まだ若いので今後の成長も大きく期待できます。思い切って新しい道に飛び込んでみましょう！

目的が曖昧な人は考え直そう

「とりあえず違う職場で働きたい」「今後のキャリアプランが何も決まっていない」など目的が曖昧な人は、転職そのものを考え直した方が良いでしょう。そのまま行動しても現職とのギャップを受け入れられず、後悔するだけですよ。転職して初めて、教育体制が整った環境であったこと、職場の待遇や福利厚生が充実していたことに気づく人も少なくありません。
確かに、3年目は転職に適したタイミングではありますが、4年、5年と同じ職場で働き続けることで、3年目では気づかなかったことが見えてきたり、深く考えたりすることができるようになります。「どうしても今すぐに転職しなければならない」というわけでないなら、もう少し働いて、それから転職について改めて考えても遅くはありません。