3年目の看護師は、基礎的な知識とスキルを身につけている上、年齢もまだ若いので即戦力として期待されています。評価も高いので転職を有利に進めることができますが、時期を誤れば希望のタイミングで転職できない場合もあるので注意してくださいね。
医療現場ではスタッフ同士の連携が欠かせないため、職場に迷惑をかけないよう、退職のタイミングを選ぶことが大切です。「もう我慢できない!」「すぐに転職したい!」と言って突然退職すると職場に迷惑をかけてしまいますよ。最悪の場合、チーム医療の体制が崩れ、患者の命を危険にさらすことになります。
円満退職したいなら人員補充がしやすい時期がベスト!新卒が入る直前の年度末である3月や秋の人事異動の時期である10月は最も人員を補充しやすい時期なので求人も豊富ですよ。年度が替わるので気持ちの面でもリセットしやすくなりますね。新年度からの入職を目指すなら大体3ヶ月ほど前から行動を開始しましょう。
転職には何かとお金がかかります。当面の生活を考えると、もらえるお金はもらっておいた方が良いですよね。そのためにも、今の職場から退職金やボーナスを受け取っておきましょう。
一般的に退職金は勤続3年で支給されるので、丸3年経ってから退職した方が良いですよ。ただし、退職金は勤務する職場の就業規則によって定められており、金額は勤続年数に応じて決まります。職場によっては退職金が支給されないこともありますので、事前に確認しておいてください。
意外に見落としがちなのがボーナスです。ボーナスは支給日に職場に在籍していないと受け取れません。例えば、夏のボーナスの支給日が7月○日だとします。その1ヶ月前である6月○日に退職した場合、支給日にはすでに在籍していないので夏のボーナスは支給されません。日割りによる支給もありません。ボーナスを受け取ってから退職しよう!と考えているなら、いつ退職するかが非常に重要です。
看護師は慢性的に人手不足の状態なので、他の職種に比べると年間を通して転職がしやすいと言えます。特に年度末である3月は求人が豊富なので、より条件に合う転職先を見つけやすいでしょう。
それに対し、4月~6月頃は求人が減少する傾向があるので避けた方が無難です。4月は新卒・中途採用者の大量入職が見込まれるので、採用ニーズが少なめなんです。それなのに、求人数と反比例するように求職者の数は増える一方……。ただライバルが多くなるだけです。競争率が激しくなる4月~6月に転職活動を行う場合は、予想以上に時間がかかることを覚悟しておいてください。
転職活動中は孤独を感じやすいので、気軽に相談できる人が側にいれば安心できますよね。キャリアアドバイザーは看護業界の事情に熟知しているので、どんな相談にも丁寧に応えてくれます。1度相談してみてください。
転職を成功させたいなら時期を見極めることも大切ですよ。転職するからと言って突然退職するのはNG!絶対にしてはいけません。3月や10月辺りは求人の数も多く人員補充もしやすいので、周囲に迷惑をかけずに済みます。
転職によって今後のキャリアが大きく変わる可能性もあります。ライフプランやキャリアプランに照らし合わせて転職先を探しましょう。看護師としてより多くの経験が積めるように、なるべく長く働ける職場がおすすめですよ。